2014.10.16 __日常に関する考察と展望
熊谷 守一
今日は午前のプレゼンを終えて、
移動の道すがら、
岐阜県美術館に熊谷 守一 展を見に行ってきました。
お付き合いのあるとても親切なご夫婦から
チケットを頂いたのです。
その画家の生い立ちから、どのような人生を歩んできたのか、
作風の変化とともに窺い知ることができて、
とても感動的な展示でした。
彼の言葉で興味深いものがありました。
「好きな絵も尊敬する絵描きもいませんが、
ピカソは好きな方です。
ピカソの絵はどこにあってもピカソだからです。」
自分を見つめ続けて辿り着いた作風は、
輪郭があるようでないような。
絵の具を盛っているようで、削っているような。
家族や生ける者、絵画への愛情が感じられるものでした。
岐阜にゆかりのある画家でしたし、
子供もたくさんいて、悲しいこともありましたが、
ひとりの育メンパパとしても共感して泣けてきました。
ひとりの人間が一生をかけて絵を描き続けるってすごい。
行ってよかった。
チケットをくださったご夫婦にお礼申し上げます。